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一九九九年に生まれて
「人間は神の領域を越えるべきではない」などと信心深いことを云うつもりは毛頭ない。そもそも私は“人造人間化”に荷担しているのだから。
それでもネズミに人間の耳を背負わせるのはぞっとしないが。
西暦2016年のドイツ。
相次ぐ原発事故や環境汚染の影響などから激増した不妊治療のため、飛躍的な進歩をとげた人工生殖技術を駆使し、液体窒素で冷凍保存された精子と卵子を体外受精させる方法が一般化している。
さらに第三世界では代理母業が一大産業を形作り、需要に供給が追いつかないありさま。
子供のいない夫婦への科学の福音。
十七歳の高校生カールは小さいときから自分が養子であることをきかされていたが、ジャーナリストのフランツィスカの助けも借りて実の両親を捜しはじめる。しかし、調べていくうち謎は謎を呼び、ついにさがしあてたコンピューターの極秘資料には、彼の恐るべき出生の秘密がしるされていた。
(本書裏表紙から)
一九九九年に生まれていかなる事柄においても選択肢は多い方がよいと考える私は「代理母」を否定するものではない。
だが「人工子宮」についてはどう考えるのか。私は明確な答えを持ち合わせていない。

本書は“人工子宮が代理母”だった冷血少年カールを描いたサイエンスフィクションである。本書(和訳)が発刊されたのは1992年、私が本書を手にしたのも同年。
あれから14年の歳月が流れた。


[ 一九九九年に生まれて ]
シャルロッテ・ケルナー著/酒寄進一訳/福武書店


【追記】教徒に向かってアルカイックスマイルを振りまくのが唯一の「公務」である、さる高貴なご一家は、遺伝子操作、体外受精、人工子宮を導入すれば「お世継ぎ問題」が解決するだろう。可哀想にも父方に似た容姿ばかりなのだから、いっそ「クローン」をつくってもよい。(06.08.04)
この記事へのコメント
寧ろ私は人工子宮が使えるなら
妊娠が仕事にも影響しないし出産の不安もないしで、
気楽に子供産もうって思えるかもなぁ。
・・・産むっていうか卵子提供ですけどね、ハイ。
シッポ| | 2006/08/03(木) 21:59:57
SFは現実を越える?
産みの苦しみの次は、育ての...。今のニホンじゃ、楽観はできません。果たして次世代に明日はあるか。
Matty| | 2006/08/04(金) 00:25:30
人工子宮の前に、牛とかの動物の子宮を使おうとするでしょうね。
でも、どうなんだろうなぁ・・・?

ちなみに、うちの娘は、生まれた直後、私と夫の声に反応しました。
お腹の中から聞いてるのよね~。
水葉| | 2006/08/04(金) 00:53:49
シッポさん>
物語自体は科学への問いかけをしていますが、ともかく「人工子宮」が実現すれば人類の革命となるでしょうね。とくに女性にとっては。

Mattyさん>
ないでしょう。

水葉さん>
> 人工子宮の前に、牛とかの動物の子宮を使おうとするでしょうね。
“オオカミに育てられた子”ならぬ牛や豚に育てられた子ですね。

> お腹の中から聞いてるのよね~。
物語では、母子の運動プログラムも音響・人間の声の刺激も完璧のようです。
水瓶座| | 2006/08/04(金) 11:01:38
カレーに何混ぜてもカレー味になるみたく
どんな美人を連れてきても、あの顔。

シッポ| | 2006/08/04(金) 13:42:32
シッポさん>
美人のDNAは痕跡も見当たりませんね(見た目)。
結構バタくさい美人なのに。
水瓶座| | 2006/08/04(金) 14:27:30
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