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「少年の更生という見地がなくなった」から
「少年の更生という見地がなくなった」から実名報道は単なるのぞき見趣味である。
確かに実名で報道しなければならない場合はあるだろう。政治家や公務員、社会的地位の高い者、重大な事件(「重大な事件」の定義、その線引きは非常にむづかしいのでここでは論じない)等では容疑者でも実名にすべきだ。だがそれ以外での実名報道は“善良な市民”ののぞき見的興味を充足させる意味しかない。また被害者を実名で報道することも当事者が望まない限りは決して社会的有益性があるとは思われぬ。

山口県で起きた高専生殺害事件で「容疑者」とされた19歳の少年が7日遺体で発見された。これを受けて「7日発売の週刊新潮が少年の実名と顔写真を掲載。遺体が発見され、少年と確認された同日以降、日本テレビ、テレビ朝日、読売新聞や週刊朝日などが『少年の更生という見地がなくなった』などとして実名報道に踏み切った」(13日『毎日新聞』朝刊)という。
「少年の更生という見地がなくなった」とはなにごとか。「容疑者」を実名で報道するこで誰がどのような具体的実際的な利益を受けるのかを私は知らない。マスコミで議論、問題とされていることは、未成年者だから匿名にするか否か、死亡したから実名にするか否か、である。しかし実名報道自体におおいなる疑問を持つ者からすれば、そうした議論自体が馬鹿馬鹿しい。

OhmyNews「ニュースのたね」に、青羽修二記者による「実名報道。そして報道のあり方を考える。」という記事があった。青木記者は「少年の凶悪犯罪が多発するなか、殺された遺族や報道されるなかで、どんな人が殺したのかは、はっきりいって第三者からしたら興味のあることである」と書いている。まさしく「のぞき見」であろう。
また同記者は「ちなみに」として「少年の凶悪犯罪が多発する」「日本は国境なき記者団が2005年10月20日に発表した、2005年度の報道の自由度のランキング(Worldwide Press Freedom Index 2005)で、対象となる167ヶ国中、日本は37位である/経済で世界第2位の位置にいながら、戦争も行なっていないのにこの結果とはなんとも情けない話である」と書いているが。
少年犯罪は急増しているか
世界一少年に厳しいデータ(詳細)(女子リベ  安原宏美--編集者のブログ)
・国境なき記者団(マルチメディア/インターネット事典)(Wikipedia

マスコミは警察発表を「速報」し、「容疑者」であってもイコール真犯人であるかのように“断定した”報道をする。マスコミの勇み足や、また警察のでっち上げによる誤報、事件・犯人の捏造は枚挙に暇(いとま)がない。マスコミにもっとも求められるのは「調査報道」である。“垂れ流す”だけならインターネットの掲示板にまかせておけばよいのだ。
サラ金広告を平気で宣伝するようなマスコミにそれを望むのも空しい。
この記事へのコメント
少年が「行方不明」の段階で、両親が「謝罪」していたのも解せませんでした。
イラク邦人人質事件の被害者(と家族)バッシングがもたらした「効果」なのかもしれませんが、もし少年が死んでいなかったら、自身の両親にさえ信じてもらえなかったということで、さぞ絶望したことだと思います。「推定無罪の原則」はどこに行ってしまったのでしょうか。
水葉| | 2006/09/14(木) 18:27:55
水葉さん>
「推定無罪」はお題目に過ぎないのでしょうね。推定無罪の原則に従った報道にはお目にかかったことがありませんもの。
水瓶座| | 2006/09/15(金) 12:57:22
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