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教育基本法を読んでみた
今国会での「共謀罪」創設は見送られたものの、安倍首相は23日、自民党の二階俊博国会対策委員長らに「教育基本法改正案を最優先する。あとは現場の判断に任せる」と指示したというから、安倍へなちょこ内閣が小泉から引き継いだ“この国をぶっ壊す”シナリオ自体はまったく変わらない。しかも信託法改正案の後に共謀罪法案が審議入りする余地はあるので予断は未だ許さない状況といえる。
警察の裏金づくりは共謀罪にならない。そんな答弁もあったなァ。

お次は教育基本法の改定。これをひと言でまとめると“安倍晋三のごときへなちょこ日本人を大量生産する”ということ。「お国」を愛せばオールオッケー。劣等感のかたまりですネ。
安倍や中川昭一のように疑いようのないほど“オツムが足りない”輩をみていると、なるほどこの国の戦後教育は誤りだったのかしらん、と思えなくもない。そこでこの際、「教育基本法」をあらためて読んでみたい。
教育基本法
昭和二十二年三月三十一日
法律第二十五号

 朕は、枢密顧問の諮詢を経て、帝国議会の協賛を経た教育基本法を裁可し、ここにこれを公布せしめる。

教育基本法
 われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
 ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。

第一条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

第二条(教育の方針) 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によつて、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。

第三条(教育の機会均等) すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであつて、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によつて、教育上差別されない。
2.国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によつて修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。

第四条(義務教育) 国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。
2.国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。

第五条(男女共学) 男女は、互に敬重し、協力し合わなければならないものであつて、教育上男女の共学は、認められなければならない。

第六条(学校教育) 法律に定める学校は、公の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
2.法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。

第七条(社会教育) 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない。
2.国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館等の施設の設置、学校の施設の利用その他適当な方法によつて教育の目的の実現に努めなければならない。

第八条(政治教育) 良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
2.法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

第九条(宗教教育) 宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。
2.国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

第十条(教育行政) 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
2.教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。

第十一条(補則) この法律に掲げる諸条項を実施するために必要がある場合には、適当な法令が制定されなければならない。

附則
 この法律は、公布の日から、これを施行する。
教育基本法を読んでみた必要なことを分かりやすく簡潔に盛り込まれている。要するに「素晴らしい」のである。いきなり「朕は」ときた日にゃひっくりコケそうになったが、これは条文ではないので。

「改定派」に云わせれば、今の教育基本法は古臭くなったからつくり直そうぜ! といったノリなのだけれども、憲法にせよ教育基本法にせよ、本当は今の日本あるいは世界をさらに50年くらい先に行っているほど超先進的。
改定派の常套句は「法律が現実にそぐわなくなった」だが、ならば性教育に関しては学校でコンドームを配るくらいが超現実的なのだけれども、“この辺”のところは純潔教育という理想で乗り切れると考えているのが可笑しい。

憲法にせよ教育基本法にせよ、本来の役割は“権力の側が国民(人民)に果たすべき責務”であることを安倍らはすっかり忘れている。確信犯ならまだしも、本当に忘れているのだとすれば、この国の教育の劣化は目を覆うものがあると云えよう。
日本とは、安倍のような世襲でしかも無能な三流政治屋ですら総理大臣になる程度の国なのだ。これも戦後教育のせいですネ。
(下記リンクに比較と問題点がよくまとめられている。)

http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/edu.html
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060415/p1
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060411
この記事へのコメント
可笑しいというよりもはや痛々しいですな。
作り変えた方がいいのはむしろ…
いや失礼。
私は情操道徳教育の改革が必要と言われてそのとーりとか思ってしまう方にも問題がある気がするのですが。
これも戦後教育の成果ですかねぇ
山本| | 2006/10/26(木) 22:29:15
山本さん>
> 私は情操道徳教育の改革が必要と言われてそのとーりとか思ってしまう方にも問題がある気がするのですが。

死刑制度もそうですけれど、日本人は「雰囲気」に弱いのでしょう。
戦後教育はむしろ成功しているのかも知れません。
水瓶座| | 2006/10/27(金) 12:11:29
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